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2014年1月25日土曜日

10年目の点検



10年前に設計した八王子F邸にお呼ばれし、10年点検と称して、各所細かなところまで拝見させて頂きました。向かう道中、若気の至りで無茶な設計をしていないかな?なにか、不具合が出て来ていないかな?などなど、その当時の事に思いを馳せ考えていたのですが、経年変化による木部塗装が劣化している事、木製の扉の建て付けが少し悪くなった事等を除けば、建物本体に影響を及ぼす様な不具合はありませんでした。ほっ。たぶん、住まいかたが丁寧なのだなと思いました。建て主さんとの会話では、設計当時の話や工事中の出来事等、思い出深いお話に、なんとも懐かしく、そして、はずかしいやら、うれしいやら、感慨深い思いでした。






2010年8月24日火曜日

CAPビル


メンテナンス工事のためCAPビルを訪れる。

2010年4月17日土曜日

逗子W邸の5年後

逗子W邸に久しぶりにお邪魔した。僕にとっての初の新築住宅の設計監理のお仕事ゆえ、特段思い入れも大きい。今年の1月で竣工後5年の月日が経つが、住人が一人増えた(お子様のご誕生!)とのことで、リフォームの相談がメインの訪問。2Fがリビングで家の中央に階段と光庭のあるレイアウトは、今でも効果的に家の中を光で包み込んでいる。とは、自画自賛のようだが、小さい子供のことをあまり考えていない手摺や、開口部などを、簡易にリフォームしましょうということで、お話はまとまった。家は、月日が経つに連れて変化していってよいものだな。と感じた1日。

2009年10月20日火曜日

猪俣邸


最近始まった仕事の打ち合わせで成城にいく。計画地のそばにある吉田五十八設計の猪俣邸庭園にぶらっと立ち寄った。耐震上の問題で邸宅の中までは見学できなかったが、庭園は自由に見学できる。年月を感じさせる木々と杉苔が600坪の敷地に広がる様は、ちょっとした異空間。静かな時間が流れ、築40数年の時の経過をそこかしこに感じ取ることが出来る。年をとっても風格を保ち続けられるような建物と周辺環境の設計を心がけたいと思った1日だった。

2009年9月3日木曜日

東京版ドミトリー?ゲストハウス?多人房?



今話題のシェアハウスを運営されている鈴木孝治さんが仕掛ける、浅草ゲストハウスに次ぐ第2弾が、千駄木で工事中とのことで、ぶらっと寄ってみた。氏がシェアハウス事業に乗り出した動機は、学生時代のバックパッカー旅行で、主に使用していたゲストハウスやドミトリーなどの所謂ベット貸し宿泊所が日本にはない!ならば自分が仕掛けよう!とのこと。日本と諸外国の法規制は当然異なり、建築基準法や消防法、旅館業法などの規制で、ベット貸し宿泊施設を断念しシェアハウスに行き着いたとのこと。リビングやキッチン、浴室などの共用スペースをなるべく広く取り、その分プライベート空間はベット1つ分。シェア人数がなるべく多くなるように配されたこの仕組みによって、賃料は格安。氏が仕掛けた第1 弾”浅草ゲストハウス”も以前訪ねたことがあるが、正直カルチャーショックだった。よい意味で、良好なコミュニティが形成されている。30人でシェアしているわけだが、荒れていない。ルールを皆が徹底して守っている。悪い意味で、こんな環境で自分は住んでいけるのか?とおもった。一人当たりが占有できるプライベート空間(2段ベット)はあまりにも小さく、1泊ならともかく、1ヶ月以上の中期滞在ないしは、そこに在住するリアリティがもてなかった。が、現に暮らしている方がいる。”住めば都”の言葉があるが、人間の生き物としてのたくましさを感じたのでした。千駄木プロジェクトは解体工事が終了した段階で、なんでも可燃の廃材は付近の銭湯までリヤカーに積んで行き、快く引き取ってもらったとか。あっぱれ!

2009年7月14日火曜日

草市

月島の草市にぶらっと寄る。大型ショッピングセンターの進出によって地場の商店街が打撃を受けている話は、そこかしこで聞くが、月島ほど商店街の活気と熱が冷めやまない場所を僕は知らない。7月12日、13日、14日の3日間の開催で、十数万人の来場があると聞く。すごいことだ。草市とは、元来お盆用品を商う市で、焙烙(ほうろく=素焼きの土器)、麻幹(おがら=麻の茎を乾燥させたもの)、ほおずき、溝萩(みぞはぎ)、桔梗など、お盆が近づくと先祖の霊が山や西方から下りてきて、それぞれの家に帰り着けるように盆路(ぼんみち)を整えたり、盆花を用意する際に使用される品々を商う市場だそうだ。その他茄子や胡瓜に割り箸などを突き刺して作った牛馬(子供の頃、お盆のときに作ったのを記憶している)、ハスの葉(お供え物を載せる)、灯籠、団扇、提灯などなど、地方によって多彩な習慣があるそうだ。月島の草市もかつては、お盆用品を扱う露店でひしめき合っていたそうだが、今では縁日と変わらない飲食中心の屋台となっていた。都心の生活と仕事に追われていると、こうした日本の行事と文化を忘れてしまう。伝統だから、風習だからと、本来の意味をかみ締めることなく、安易に習慣化されることに疑問はあるが、目には見えない心の文化自体が、消えてゆくような無念さも同時に感じる。心と時間にゆとりを持ちたいものだ。

2007年3月23日金曜日

オープンハウス

芸大建築学科の先輩でもある建築家、乾久美子氏設計の賃貸住宅のオープンハウスへ。正直、ここを好んで住む人は露出狂だなと思った。ただ、今の時代はいろんな価値観が混在している時代であるから、一見住みにくいと感じる家も、別の価値観を持った人からすると棚から牡丹餅で、ぴったりフィットするケースもあると思う。このような建物の開発に意欲的なディベロッパーが存在することに勇気付けられた。