那須の温浴施設の工事も終盤戦に差し掛かってきた。本日は、メインの仕上げ材料である中国産の砂岩(乱張り用)や、玉縁(浴槽の縁)に使用予定の南洋木材(パウロペ)、浴槽洗い場の仕上げの御影石などが搬入。今回計画で最も難しかったのが、既存設備配管の老朽化の見極めと取り扱い、また、既存設備配管のルートがどこをどのように通っているのかが分からず、設備計画が難航した点だ。設備設計はTM設備の岩本氏で、数々の温浴施設の設備設計を手がけられているそうだが、氏もてこずっていたように感じる。解体工事が終了した時点で、調査を行い、既存の配管系統のうち、活かせる箇所と交換を要する箇所を見極め、計画に補正をかける。さらに、拍車を掛けたのが寒冷地での工事ゆえ、浴槽への湯張りをストップさせた既存配管は夜間凍結し、老朽化した弱い箇所が爆裂する。細心の注意を払っていてもそれらは毎日どこかで起こる。そんなこんなで、計画外の配管が日に日に新しく交換されて行くのであった。。
搬入
玉縁に使用予定の木材パウロペ
コンクリートの打設は、ポンプが届かないので昔ながらの猫車。
打設後はコンクリートが凍らないように周囲をシートでくるんでヒーターを炊いて寝ずの番。
2010年2月22日月曜日
2010年2月7日日曜日
2010年2月5日金曜日
2010年2月3日水曜日
那須の温浴施設工事現場
那須の温浴施設の工事が始まった。1月27日~3月5日までの短期決戦。現場は寒く、夜間は氷点下10度を下回る。本日は解体工事後の視察。総合監修の海老沢宏氏も現場に駆けつけてくださった。今日から約1ヶ月で本館と呼ばれる宿泊棟に付随する露天風呂、内風呂、脱衣室、共用廊下、隣に建っているプール棟の内湯、少し離れて建っている宿泊棟の露天風呂、内湯の改修だ。設計監理チームも宿泊場所を一部屋借りて、半常駐型の監理体制で現場監理にあたる。
手前からMS4Dの担当者斉藤君、総合監修の海老沢さん、TM設備設計の岩本さん。
露天風呂の岩の移動は最重量で12t。写真は1t程度
手前からMS4Dの担当者斉藤君、総合監修の海老沢さん、TM設備設計の岩本さん。
露天風呂の岩の移動は最重量で12t。写真は1t程度
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