2011年4月24日日曜日

コブシ

山中湖の山荘付近はコブシの花が満開。東京よりも開花のおくれる標高1000Mでは、ソメイヨシノはボチボチ咲き始めたくらいです。枝を折ると、 芳香がする木。花は香水の原料にされているそうです。アイヌ地方では「オマウクシニ」「オプケニ」と呼ばれていて、それぞれ、アイヌの言葉で、「良い匂いを出す木」「放屁する木」という意味を持つそうです。花蕾は鼻炎、鼻づまりなどに効果があるそうなので、花粉症で苦しいときはよさそうですね。
山中湖の山荘暮らしについては、”ある讃美ヶ丘住人のつぶやきブログ”もご覧下さい。

2011年4月22日金曜日

2年点検

青梅 S-Houseが完成して2年が経ち、施工店の諫早建設主催のもと2年目の点検を行いました。建物が完成した後の定期点検は、工事を行った工事会社によって異なります。1年点検のみの会社もあれば、2年目と、5年目を実施するところもあります。(あ、MS4Dに設計を任せてくださったお客様、設計者だけでよければ、声を掛けて下さい。点検しにいきますので。)諫早建設は2年目を必ず行っているそうです。1年目では変化していなかった、建材表面の経年劣化などが、早ければ現れ始めるタイミングでもありますし。震災もあったので、何か不具合が発生しているかなと、ドキドキしながら伺いましたが(しかも、電車が遅れて遅刻。)目立った不具合箇所もなく、しっかりと、大地に根ざしていました。

2011年4月20日水曜日

日立市に、、、

東日本大震災の震源からそれほど遠く離れていない日立市のビルをリノベーションする相談を頂き、ミーティング兼、現地視察に。築30年を経過しているビルは、地震によって、各所にひび割れが確認出来ました。が、どれも、コンクリートの中性化などの深刻な状況は見られず、ひび割れ箇所も構造躯体ではなく、表面のモルタルに生じていました。ただ、クライアントのお話を聞いていて思うのは、震災の前後でひび割れが生じた事で、悪い方向に事を考えてしまいたくもなるという事。原因と理由がわかれば、さほど慌てる事も無く、じっくり対処する心構えは生まれますが、周囲の噂や、素人意見を毎日耳にしていると、どんなに前向きな人でも、徐々にそのダークサイドに引きずり込まれてしまうのだろうと。。。。未だ震災の傷跡が消えない今、根拠のある言説と、事実の公表が正確に行われれば、そうした自体は避けられるのだろうと、今回の視察と勝手に関連付けながら、茨城県東海村もんじゅを横に見ながら帰路についたのでした。


2011年4月16日土曜日

宿河原N邸完成

本日宿河原N邸の引渡し。築40年の古い家を、全面リノベーションしました。全面といっても、外壁、屋根は残し、当然基礎や、構造躯体も残して、設備は全てメーター以降の刷新、内側の壁を撤去して、構造用合板+グラスウールの刷新で耐震性能+断熱性をアップさせています。腐っている箇所や、老朽箇所は全て交換、補強を施したので、そうですね、あと40年は確実に再利用可能な建物に生まれ変わりました。古い木製建具を再利用したり、貫や長押の跡が残る柱を白く塗装したり、すべて、まっさらで新調した空間ではなく、”ん、なんかここは古くさくない?”という箇所がちりばめられた家です。
施工の幸伸の皆様、お疲れさまでした。

2011年4月14日木曜日

新宿海岸K邸1年点検

施工の平成建設と、新宿海岸K邸の1年点検。震災の影響が心配でしたが、なんて事は無く、ほっ。

2011年4月13日水曜日

葉山の新築住宅

ソメイヨシノが満開の中、横浜横須賀道路、逗葉新道を抜けた先の小高い丘の上の計画地を見に行ってきました。車の窓を全開にするには、まだ少し、肌寒いですが、いや〜気持ちのよい気候です。敷地内に3.6Mの古い擁壁が存在する事。海まで抜ける眺望を最大限取り入れる事等が検討課題として浮かんできました。さあ、どうするか。

2011年4月12日火曜日

1ヶ月が経って

震災以降、気持ちの晴れない話題が続いています。悲観的になっていても仕方がないので、今はとにかく自分に出来る事を邁進するべく、日々をやりくりしています。ありがたい事に、お仕事の引き合いは途切れる事がなく、各所をバタバタとかけずり回って、ふと気づくと、震災からもう、1ヶ月も経つんだなと、感傷的になってみたり。。。。オリンピックのときぐらいしか、国を意識したことがありませんでしたが、日本にとって、激動の1ヶ月だったと思います。そして、未来へ向けて、何のために何を描いて行くのかが、自分にとっても、国にとっても大切なのだと思います。


咲き乱れるモクレン

2011年4月8日金曜日

横浜洋館のリノベーション

新規案件の現地調査。震災が起きる前に、古い建物である事は十分承知の上で土地+建物で購入されたお客様よりのオファー。お題は横浜の高台に建つ築67年(1918年)の洋館。ご時世、打合せでは、耐震性、建物の安全性が話題にあがりました。筋かいなどの耐震規定が新設された1924年(大正13年)市街地建築物法の大改正よりも、古い建物な訳で、どこまで現行耐震基準に合わせてゆくのかが、1つの課題です。