2010年4月27日火曜日

K山荘

昨年の10月ごろより計画を進めてきた山中湖K山荘の改修工事が始まった。本日、解体工事後の老朽箇所の確認と構造計画の検証。構造設計のASD田端さんと田畠さんと、現地集合。あいにくの雨であったが、昼食はおきまりの”渡辺うどん”を決め込み、地元通の食し方”かけうどんの後に冷やしつけうどんをいただく”を伝授後、いざ工事現場へ。湿気の多い山中湖畔に30年近く建っていたにしては、基礎、木造躯体共にしっかりしていた。一部柱が虫喰っていたが、蟻継ぎにて補修可能。

2010年4月25日日曜日

山中湖MS4D山荘

山荘に泊まる。生活用品の搬入と、掃除と、草刈りがメイン。緑が濃くなる前に、刈っておかないと建物の周囲はつる草だらけで、いつ建物に巻きついてくるか、おっかない。建物南側は、手付かずの原生林が広がっていて、何やら見たことのない小鳥たちが行きかっている。いや~静かだ。時より鳥の声がする。ががががが、と激しい音を立てているのはキツツキか?夜は、鹿に出くわした。親と子のセットで4匹。お尻が白かったが、なんという種類だ?家の中にまだ暖房設備がないのに、宿泊してしまった自分がいけないのだが、この時期でも夜は寒い。とにかく寒い。今宵も氷点下を下回ったのではないだろうか。ありとあらゆる布を身にまとって、うずくまって寝た。そのかいあってか、今朝は天気もよく、富士山が拝めた。

2010年4月24日土曜日

自分なりの時間の効率化=他人は迷惑

自分はせっかちな性質なんだな~と、最近つくづく思う。というのが、他人からそういわれる機会が増えてきたからだ。スーパーでもコンビニでもレジで丁寧な対応をしていただけるのは、時間にゆとりがある場合は”ありがとうございます”なのだが、急いでいるときに、レジ打ちをし終わった後、商品を丁寧に、袋詰めしていただいているときなど、”えーい、自分で袋に詰めるから早くつり銭を用意してくれ~”とせっかち病が出る。思い返せば、1つのことを行うときに生まれるちょっとした時間の間に何か別のことが出来ないかと探すのが好きで、それがうまくいったときに、かけがえのない充足感を感じてしまったりする癖がある。パスタをゆでながら、洗濯物を干したり、車で移動しながら、打ち合わせが出来たり、降りる駅の階段の位置を記憶しておいて、電車の社内を少しでも移動して、ドンピシャ、階段のまえで、プシューと扉が開いた瞬間などは、なんだか、その間の移動時間をボーナスとしてもらったようで、うれしい。1つのパソコンで時間のかかるダウンロードをしておいて、もうひとつのパソコンで、何通かのメールの返信が出来たときも、喜びを感じる。仕事上、自分が提案者の場合は、渡した資料を説明よりも先に全部目を通してしまうクライントに”せっかちなひとだな~”と思うのだが、自分が逆の立場だと、10中8,9の割合で同じような行動に移りやすいことにも気がついた。社内でも、従業員スタッフが、アタフタと経過報告なのか、相談なのか、結論なのか分からない説明をし始めると、これまたせっかちイライラ症候群が沸いてきて、人が説明しているのに話も聞かずに、あーはこーで、こーはあーだ。などと取りまとめようとしてしまう。これは、せわしなくて、他人から見るといかにも滑稽で、単なるせっかちなだけであって、あまり良い効果と影響が周囲に及んでいないな。と最近、自覚し始めている。ん~。極めつけは、”人生そんなに急いでどこにいくんだい”と。悪い癖だな。これは。

2010年4月22日木曜日

山中湖MS4D山荘

1年前からお世話になっている山中湖讃美ヶ丘に山荘を購入、所有することになった。といっても借地権付の中古の山荘だが、僕にとっては始めての不動産所有。かなりどきどきしているが、今後、大いに活用していきたい。所有にあたっては、この不景気になんて贅沢な。という思いもあったが、今後この別荘地でお仕事をさせて行く上で、自身で所有し、寒冷地特有の自然環境の厳しさを体感してみるべきだと思ったのと、素敵なコミュニティに加わってみたいと思ったのと、オーナ-ズマインドを理解し共有するには、自分もオーナの一人になってみるべきだと強く感じたこと、あとは、営業拠点には好都合と思ったことかな?築30年経ってはいるが、特段、老朽化している箇所も少なく、多少梃入れはするかと思うが、ほぼそのままで利用可能な良質中古別荘だ。(讃美ヶ丘さん、格安でご提供ありがとうございます。)富士山が望めるこの別荘で、時には仲間や友達を呼んでパーティを。時には落ち着いて設計作業を。時には、東京のせわしない生活から一歩身を引いて考え事にふけってみようかなと。身に余る所有物だが、前向きに、活動の巾を広げる意味でも活用していきたい。

2010年4月21日水曜日

桜前線を追いかける

野菜の高騰がニュースをにぎわしている。確かにここのところの寒暖の差は尋常ではないと思う。人の営利活動が地球を壊している!なんて、偽善ったらしいことを語るつもりはないが、この先どうなってしまうのだろうと考えさせられる。温室効果ガスの排出量が決して少なくない建設業に関係した仕事をしている以上、何らかの姿勢を自分なりに示せれば。と。本日は毎週定例の山中湖の打ち合わせと今週から始まっている別荘リフォーム案件の工事現場の視察。4月も中旬を過ぎたというのに、夜間はほぼ氷点下ちかくまで気温が下がったと聞く。写真は残雪と桜。

2010年4月20日火曜日

工藝舎キッチン

2003年の初夏に竣工した駒込駅から徒歩10分、六義園近くにある工藝舎キッチンに伺う。一昨日訪問したの逗子W邸は竣工後5年の月日が経っていたが、工藝舎は7年の月日が経ったとは思えないくらい、清掃と日々のメンテが行き届き、現役バリバリの飲食店兼、陶器屋さんだ。古びた感じは一切無く、木部は日に焼けて落ち着いた雰囲気を醸し出し、貫禄がついてきているなといった印象。なんでも、飲食スペースを拡充し、陶器屋スペースをコンパクト化する計画をされているのだそうだ。こうして、時間が経ってもお仕事の声を掛けていただけるのは、大変ありがたいお話だ。感謝。7年前の自分お仕事を見るのは少々恥ずかしいもので、その当時の判断と提案の経緯を思い起こす。改装にあたって、陶器のセール販売を行うとのことなので、お時間ある方は是非。工藝舎の公式WEBはこちら

工藝舎の打ち合わせ後、打ち合わせが予定よりも少し早く終わったので、本郷3丁目のFAROに立ち寄る。工藝舎キッチンの設計を行っていたころは、この本郷3丁目で現FAROの面々とDIVEという設計ユニットを組んで活動していた。ユニットといったら格好が良いが、要はひとつのオフィスを複数人設計仲間とシェアし、独り立ちして間もないそれぞれが、場所のシェアをすることで、運営経費を削減し、実績も当然少ないので、それもシェアし、お互いに支えあって活動していた次第だ。2,3十分の思い出話とお互いの近況話をして、本日は退散。(森君、突然の訪問にもかかわらず、お相手していただきありがとうございます。)FAROがオフィスを構える築70年のエチソウビルを背に、”頑張るぞ~!”と士気を奮い立たせるのであった。

2010年4月17日土曜日

逗子W邸の5年後

逗子W邸に久しぶりにお邪魔した。僕にとっての初の新築住宅の設計監理のお仕事ゆえ、特段思い入れも大きい。今年の1月で竣工後5年の月日が経つが、住人が一人増えた(お子様のご誕生!)とのことで、リフォームの相談がメインの訪問。2Fがリビングで家の中央に階段と光庭のあるレイアウトは、今でも効果的に家の中を光で包み込んでいる。とは、自画自賛のようだが、小さい子供のことをあまり考えていない手摺や、開口部などを、簡易にリフォームしましょうということで、お話はまとまった。家は、月日が経つに連れて変化していってよいものだな。と感じた1日。

2010年4月14日水曜日

極太!吉田うどん

山中湖の別荘地の打ち合わせに来た際に、たまによらせてもらっている手打ちうどん屋がある。忍野にある創業28年の”渡辺うどん”。昼間は地元の人たちが並ぶほどの盛況ぶり。リーズナブルで、うまい!特徴は小指の太さほどある極太麺と、”すりだね”と呼ばれる、激辛の調味味噌でいただく。激辛調味料は、黒ゴマと、一味唐辛子、山椒の実の皮をゴマの油が出るまで良くすり合わせてつくるらしい。一般名称、吉田うどんという富士五湖近辺の伝統的な常用食らしい。とにかく、麺が太い。そして”強烈なこし”がある。なので、つるつるとは食べられない。ぐわしぐわしと噛み切っていく感じ。地元の方に教えてもらった”ツウ”の食べ方は、暖かいかけうどんを一杯いただいた後に、冷やしうどんを食す。うどんのダブル食い。標高1000mの寒い地方ゆえ、冷たいもので、体を冷やさぬよう、はじめに暖かいうどんを食し、胃が食に慣れてきたころに、パンチの効いた冷やしで締めくくるのか?いや違う、冷やしだけでも、良いくらい冷やし好きなのだが、いきなり冷たいもので体を冷やしては良くないので、しかたなく暖かいうどんでおなかを慣らすのか?というのも、かけうどんと、冷やしの麺の堅さは、同じ食べ物とは思えないくらい、”強烈なこし”を越して、面が棒状に立つ。冷やしのこの弾力感は、これはもう、自分の持っていた所謂”うどん”の概念を覆して、新ジャンルの感覚すらある。ぐわしぐわしではすまない。”ごしごし”と表現すべきか。山中湖近辺に足を運んだ際は、寄ってみてね。

かけうどん(中)揚げ玉と”すりだね”をたっぷりと。

ごしごしの冷やしうどん

2010年4月13日火曜日

ワンちゃん1匹、猫4匹+4人の住まい。

現在、ワンちゃん1匹、猫4匹+4人の住まいの設計をしている。過去に、猫との共生ハウス、犬と暮らす家、は設計したことがあるが、犬と猫と人間が共に暮らす家は初めてだ。建て主の立場に立つ他、ワンちゃん、ニャンコの立場にも立って、考える。ん~、わからん。猫と犬の寝床はそばにあるとけんかするのか?トイレと寝床が近いのはやはり不衛生?実は僕はペットらしいペットを飼ったことが無い。ガキのころ、それこそ昆虫や、両生類、爬虫類、魚類の類は、捕獲目的で自然界に飛び込んで、ハンターのごとく捕まえると、家に持って帰って、一定期間水槽やなにかに入れて、観察してみたりはよくしていた。いや、かなり度が過ぎていたかもしれない。ただ、知らぬ間に居なくなるか、(これは母親が逃がしてやっていたらしい)脱走して帰ってこないことが多かった。なので、世話をしたり、共に時間をすごしたりといった感覚は無く、なので”飼っていた”ことは無いのだと思う。鳥類の類が家に居たことがあるが、(買ってきたインコだったり、もらった文鳥だったり、捕獲したものだったり)ほとんど母親が世話をし、僕はというと学校に行く前に鳥かごをつつく程度。これも”飼っていた”うちには入らないだろう。ワンちゃん、ニャンコ、その他哺乳類は家に居たことがない。こんな話をくどくど書くつもりではなかったのだが、ペットの気持ちを理解するには、ペットを飼ったことのある人の話を聞くことに限るなと。。。。。MS4Dスタッフの中に、、、いた!!

2010年4月9日金曜日

花見

東京芸大の同級生仲間と花見。花見が目的で集まったわけではなく、花見という、集まるのにうってつけの口実があったから集まったと言ったほうが正確。大学時代の仲間とは、たまにこーして会う。学生時代を共にした仲間なだけに、会うと昔話に花が咲く。あのときあいつが、あーだったとか、いや違うとか、情報共有できていない人からするとかなり、どーでも良いことで、盛り上がるし、ネタは尽きない。し、そんなやり取りが僕は嫌いではない。本日はアタカケンタロウ氏が主催で、場所取りから準備まで彼が代表を務めるアトリエスタッフも同席し、このどーでも良い会話(当人たちはかなり盛り上がっている。)に付き合ってくれた。ありがとうございます。芸大同期の他、近い学年の仲間もあつまり、寒空の下、お互いの近況を話したり、どーでも良い会話に突っ込みを入れたり、いや~楽しい会だった。一学年17人(現在は15人になったと聞くが。)しか同級生の居なかった芸大建築学科は学年の域を超えて、先輩後輩が親しくなることも多く、こんなタイミングにも、仕事帰りにぶらりとこーして集まる。(いや違うか、綿密に連絡網を回して準備してくれた幹事がいるからこそか。)そんな校風が良い伝統だなと、僕は思っている。