2010年2月24日水曜日

那須の工事現場

那須の温浴施設の工事も終盤戦に差し掛かってきた。本日は、メインの仕上げ材料である中国産の砂岩(乱張り用)や、玉縁(浴槽の縁)に使用予定の南洋木材(パウロペ)、浴槽洗い場の仕上げの御影石などが搬入。今回計画で最も難しかったのが、既存設備配管の老朽化の見極めと取り扱い、また、既存設備配管のルートがどこをどのように通っているのかが分からず、設備計画が難航した点だ。設備設計はTM設備の岩本氏で、数々の温浴施設の設備設計を手がけられているそうだが、氏もてこずっていたように感じる。解体工事が終了した時点で、調査を行い、既存の配管系統のうち、活かせる箇所と交換を要する箇所を見極め、計画に補正をかける。さらに、拍車を掛けたのが寒冷地での工事ゆえ、浴槽への湯張りをストップさせた既存配管は夜間凍結し、老朽化した弱い箇所が爆裂する。細心の注意を払っていてもそれらは毎日どこかで起こる。そんなこんなで、計画外の配管が日に日に新しく交換されて行くのであった。。

搬入

玉縁に使用予定の木材パウロペ


コンクリートの打設は、ポンプが届かないので昔ながらの猫車。
打設後はコンクリートが凍らないように周囲をシートでくるんでヒーターを炊いて寝ずの番。

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