2009年4月28日火曜日

おもろー不動産

DDF青山氏と会食。青山氏との出会いは今から8年くらい前になる。WEBマーケティングやWEBの制作を中心事業としているが、当時飲食事業をはじめるとのことで、店舗づくりのお手伝いをさせてもらったのが、初めてのきっかけ。最近、新規事業として、中古不動産情報サイトを立ち上げ、新しいビジネスをはじめたとのこと。それが”おもろー不動産”。現時点のサイト自体は、特に目新しさは感じないが、WEB業界から不動産業とは思い切った事業展開だなと感化された。ITを駆使して、レバレッジを効かすことが出来るのか今後が楽しみである。

2009年4月22日水曜日

祝杯

先週、MS4Dの前身清水勝広建築工房時代から3年半在籍したスタッフが大手不動産会社に再就職が決り、祝杯の宴があった。一部上場企業。離職後一級建築士を取得し、一時は独立も夢見たようだが、ご時勢を鑑みると収入の安定した企業への就職が賢明と判断し、中途採用での再就職を果たしたのだと言う。すばらしい!!時代をしっかりと見据えているなと誇りに感じた。思い出話にも花が咲き、深酒。元スタッフの言葉はすごく貴重な意見だと感じた。大学卒業後、就職することもなく事業を始めた自分にとって、客観的指摘を与えてくれる大切な存在であるなと思った。スタッフとして働いていた期間はガムシャラに目の前の仕事に専念し、日々過ごしていたのだと言うが、こうして時が経ってから思い返すと当時抱いていた感情と変化した部分があるのだという。う~む、経験したものにしか分からない説得力が感じられる。特に、当時理不尽と感じたり、不快に感じた部分の今となっての変遷話が興味深かった。自分はどうやら従業員スタッフに対して説明と感謝の言葉が足りないようである。個人事業を始めて10年、法人にして従業員を雇い始めて6年の歳月が経とうとしているが、実は人が育っていない。皆短期間のうちに辞めていく。彼はその中でも長いほうだった。行く行くは建築家を志す人材を雇い入れているのだから、仕方のないことなのかと勘違いしていたが、そうではないらしい。感謝の言葉が自分に足りないのだ。”あのつらいときに一声かけて欲しかった”そんなことを教えてくれた。清水君、一皮向けたようだ。こうして、離職後も元従業員と良好な関係を保ち続けられることを誇りに思うし、見られているのだなと感じる。当人が在籍した会社をいつまでも誇りに感じてもらえるように、日々精進と誓うのであった。

2009年4月20日月曜日

ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)

興味深いイベントが外苑前で行われている。知人がイベントの事務局の手伝いをしていて、誘われたのだが、そのコンセプトに心打たれた。イベント内容は、簡単にいえば、
・完全な暗転の中に入って、ツアーをする
・約8人のチームを組んで、一緒に行動する(チームメンバーは基本的に面識なし)
・暗闇のプロである、視覚障害者のアテンドがつく
という3つのルールを守って、五感のうちの視覚を取り去った状態を体験する。ただそれだけ。この企画自体は、20年以上前にドイツの哲学博士によって考案され、いまでは、世界25カ国で開催されているイベントで、国内でも何度も開催されているらしいが、長期開催は初とのこと。3月20日~6月くらいまで完全予約制で行われている。
単純な内容でありながら、強いメッセージ性を感じる。エコや教育問題、食の安全やCSRなどの美辞麗句を全面に出した事業企画を昨今耳にするが、どこか、違和感と胡散臭さを感じるし、興冷める。DIDに感じたのは、”障害者の気持ちを理解する”等と言った押し付けがましさがなく、参加者が純粋にエンターテイメントを楽しみながら、気付く人だけ何かを感じ取れるような”ほうりっ放し”な自由さが心地良いなと感じた。イベント詳細はこちら

2009年4月16日木曜日

讃美ヶ丘別荘地


打ち合わせで、山中湖へ。都内の2週間遅れで桜が満開。ソメイヨシノの他、富士桜など。すっかり春めいて、朝靄の中、小鳥たちが敷地内にたくさんいた。周辺はバードウオチングのメッカだそうで、希少性の高いキレンジャクも姿を見せるらしい。

2009年4月6日月曜日

goomo

”見る人と作る人をつなぐ”をコンセプトに、動画配信サービスを提供するgoomoが4月1日に一般公開された。とにかく画質がきれい。u-tubeとかの比べ物にならない。あと、動画を見ているのに、待ち時間が少なくて、サクサクいける。まだ、立ち上がったばかりなので、コンテンツが少ないようだけど、毎日ひとつづつ増えているような気がする。

2009年4月2日木曜日

人と人

本日はgoomo株式会社の新オフィスの工事現場。4日間の短い工期で内装を仕上げてしまう工事の初日。訳あって、完全分離発注形式を採用しているので、工事の元請現場監督はおらず、自分がその役目。本日はOA床下の先行配線を行うわけですが、ビル側の電源供給技士、ビジネスフォン、LANやネットワーク、内装施工、TV配線専属技士、既存のオフィスパーティションを撤収する方、いろんなお立場の方がいて、ほとんど初対面の方。自分が現場に到着したときにはすでに、工事を始めている方もいて、”はじめまして”なんて名刺を交換している間もなく、”あっちの配線をやる業者はどこまでなにやるんだ、パーティションが残っていたらうちは工事できない”なんて現場サイドの声が聞こえてくる。全情報を握っているのは自分しかいないので、指示を出したり、情報整理したり、全体をコントロールするわけですが、工事現場はいろんな作業工具の音が出ているので大きな声を張り上げることになる。すると、始めてお付き合いする方は、”何を偉そうにこの若造は”なんて顔でお付き合い。ちょっとギクシャクした関係。まもなく、関係者が揃って、ふとしたことに気付く。皆さん、会社名と名前が書かれた名札プレートないしは、腕章をつけている。それらしきものをつけていないのは自分だけ。そこで、一人ひとりお名前で呼びかけることにした。するとたちまち、ギクシャクはスムースに替わる。そして、それぞれのお立場が自分の作業範囲だけを考えるのをやめ、協力し合うようになる。よい流れだ。工事は一人の力で出来るわけではなくて、お互いがフォローしながら同じ目標に向かって進めて行くべきなのだが、その環境と情報系統の構築が出来ないと、利害のぶつかり合いになってしまう。本日勉強になったのは、設計者も名札をつけるべきだなと。わかりやすく”見える化”

2009年4月1日水曜日

観察力と想像力と妄想力

昨日、知人に連れられて会計事務所にお邪魔した。情報交換とこちらの営業が主。ビルオーナーの税務対策を数手がけられているとのことで、中でも贈与税、相続コンサルが昨今増えていると聞く。不動産所有者にとって、切ってもも切れない問題が相続。ただ、先延ばしに捕らえている方が大半で、いざ、相続するときになって、始めて納税の資金不足に気付いたり、時には物納することになったり、遺族間のいざこざに発展したりと、なかなか即時的に解決するのは難しく、前々から計画的に進めてさえいれば回避できる問題が多いとのこと。では、何故事前に計画できないのか。ここで、自分の想像力のなさを思い知ることになる。誰かの死後の話を進んでするのは良心を咎めるし、所有権の話を持ちかけた人はなんだか、欲深いと周囲から思われそうである。所有者は所有者で自分の不動産相続が事の発端で、遺族間に妙な関係性が生じることは避けたい。しかも、一生にそう何回も出くわすことではないので、用意周到にことを運べる方は稀。とのこと。当事者の立場に立って考えてみれば当然のことなのだが、考えてみたこともなかった。自分は常日頃、クライアントを観察し、口癖を真似てみたりする。建築プロジェクトは1年、2年とお付き合いをすることも多く、建物が出来上がった頃には、口真似もかなり上達していたりするのだが、ある知人にこんなことを言われたことがある。”清水は人まねをすることで相手の立場から物を考える習慣をつけているのだなな”と。そんな意識はなくエンターテイメントのひとつとしてしか捕らえていないことが、ものは言いようだと思った。今回学んだことは、口癖を真似るのよいが、想像力と妄想力を働かせれば、自分では経験したことのないことでも、あるシチュエーションの当事者がどんな心境で何を欲するのかの仮説を立てることが出来そうだなと思った。そんな妄想と創造がビジネスチャンスを作るとも思った。