2009年9月22日火曜日

リフレッシュ

世間はシルバーウィークの行楽話題で賑わっている。この1ヶ月間くらい、事務所の引越しに時間を吸い取られ、新規案件の開拓を怠っていたので、休日だろうがなんだろうが、提案のチャンスをいただいているお話を具現化するべく、働く、働く。そんな中、千葉外房のとある別荘地の敷地の下見。思ったほどの渋滞に出くわしたわけではないが、すれ違う車、行きかう言葉が、楽しそうでうらやましい。現地下見も終え、すぐに帰路についても良かったのだが、せっかく外房まで来たのだから、、、館山で一潜り。ウェットスーツなしでも海水温は暖かい。黒潮のぶつかるポイントだけに、海は豊かで、黒鯛や石鯛、ホウボウやメジナなどいろんな魚がいた。釣り人情報によるとワカシ(ぶりの子)や、ショッパ(カンパチの子)も沿岸まで来ているとのことだが、それらは姿を見せなかった。夏の海より秋の海は好きだ。透明度は高いし、魚は脂が乗ってくる。空高い雲も気持ちが良い。ふ~、良いリフレッシュタイムだった。

2009年9月20日日曜日

秋祭り

自宅近所の商店街が提灯でライトアップ。碑文谷八幡宮の秋祭りに合わせて。

2009年9月14日月曜日

新しいオフィス

9月12日に自分のオフィスの引越しを行った。場所は4年前に事務所を構えていたのと同じ場所、同じビル。なので、近所の方とも顔見知り。”もどってきたの~”なんて、からかわれながらの引越し作業であった。この4年間で大久保から、目黒、五反田、そして大久保と3回の引越しを行ったが、今回の引越しがもっともこたえた。自分たちにとっては広すぎるスペースであった五反田オフィスで、気づかぬうちに膨大に膨れ上がったゴミの処分。処分の前にその選別。過去の書類などのデータ化も同時に行った。3回の移転のたびに増やしていった合板をネジでとめただけの簡素な本棚やデスクなどを、引越し前に分解し、移転先に運び込んで、組み立てる。3年前の移転時にはすんなり終了したはずのこの、解体組立作業も、数量が増えたために、思いのほか進まない。と、思い返せば大変な作業であったが、おかげで快適な環境が手に入った。スタッフ一同、クライアントをはじめ、お付き合いのある関係者に迷惑のかからぬよう、細心の注意を払って行ったつもりの引越しであったが、実際はどたばたでご迷惑を掛けたかもしれない。この場を借りて”すみません”そして、温かい目で見守ってくださりありがとうございました。

2009年9月13日日曜日

築50年住宅

新しいお仕事の依頼。早速現地の調査へ出かける。築50年の木造住宅のリフォーム計画。計画建物の構造躯体は総ヒノキで、狂いがまったくない。というのも、よろい戸、ガラス窓、網戸すべてが木製でしつらえられている開口部は、寸分のゆがみや建付け不良がおきておらず、小指一本でするすると開く。これぞまさしく、長期優良住宅だ。何人か主が変わりながらも、それぞれの住人が大切に使ってきた住宅の良い部分と、更新すべき部分を見定め、リフォームして行ければと思った。

2009年9月8日火曜日

総合サービス業

某建築コンサルタントの方と打ち合わせ。興味深い話が、設計事務所(組織事務所もアトリエも含めてこの方は指摘している)はサービス力とマネジメント力が欠如していると。サービスというと、無償のボランティアサービスを思い描くかもしれないが、そうではない。顧客満足を得るためのあらゆる行為をサービスとする。マネジメントも語彙が広く、PM(プロジェクトマネジメント)CM(コンストラクションマネジメント)人材マネジメントも、経営管理もマネジメントの一言で日本に輸入されているが、とうてい一人の力では達成できない建設や、設計の実務において、マネジメントがしっかりしていないと、関わるそれぞれのポジションの人の最大能力を引き出すことはできない。そこにきて、どうも設計の人間は力を合わせて物を作ろうとする心構えに欠けているとのことだ。クライアントに専門家として建設計画における判断の一部は委託されるがそのすべてではないし、ましてや、自身がクライアントであるかのごとく、建物を作ってゆくチーム員の中で特別な存在として振舞う設計者が大半だという。自己顕示欲を奮いたい作家魂と顧客ニーズに答えようとするサービス精神のバランスが崩れているのだと。ん~、重い会話であった。が、自分のことと受け止めて、精進。

2009年9月3日木曜日

東京版ドミトリー?ゲストハウス?多人房?



今話題のシェアハウスを運営されている鈴木孝治さんが仕掛ける、浅草ゲストハウスに次ぐ第2弾が、千駄木で工事中とのことで、ぶらっと寄ってみた。氏がシェアハウス事業に乗り出した動機は、学生時代のバックパッカー旅行で、主に使用していたゲストハウスやドミトリーなどの所謂ベット貸し宿泊所が日本にはない!ならば自分が仕掛けよう!とのこと。日本と諸外国の法規制は当然異なり、建築基準法や消防法、旅館業法などの規制で、ベット貸し宿泊施設を断念しシェアハウスに行き着いたとのこと。リビングやキッチン、浴室などの共用スペースをなるべく広く取り、その分プライベート空間はベット1つ分。シェア人数がなるべく多くなるように配されたこの仕組みによって、賃料は格安。氏が仕掛けた第1 弾”浅草ゲストハウス”も以前訪ねたことがあるが、正直カルチャーショックだった。よい意味で、良好なコミュニティが形成されている。30人でシェアしているわけだが、荒れていない。ルールを皆が徹底して守っている。悪い意味で、こんな環境で自分は住んでいけるのか?とおもった。一人当たりが占有できるプライベート空間(2段ベット)はあまりにも小さく、1泊ならともかく、1ヶ月以上の中期滞在ないしは、そこに在住するリアリティがもてなかった。が、現に暮らしている方がいる。”住めば都”の言葉があるが、人間の生き物としてのたくましさを感じたのでした。千駄木プロジェクトは解体工事が終了した段階で、なんでも可燃の廃材は付近の銭湯までリヤカーに積んで行き、快く引き取ってもらったとか。あっぱれ!