2008年8月27日水曜日

目黒川白濁

"清水"という性に刻まれた潜在意識なのか、単なる趣向なのか、水辺の空間が自分は好きだ。海は勿論、川も好き。用もないのについつい川面を眺めてしまう。事務所の窓からも目黒川が見えるのだが、何故か最近白濁している。由々しき自体だ!

2008年8月26日火曜日

アクロス工場


アクロス工場、本日完了検査。引渡しは9月初旬

2008年8月16日土曜日

水の都

かつて東京(江戸)は水の都であった。と聞く。大掛かりな治水事業により町には堀や運河が張りめぐらされ、江戸市民の暮らしや産業を支えていた。そんな水辺空間の復興を目指し、東京都では、2006年2月に「東京の水辺空間の魅力向上に関する全体構想」を公表。今後10年間で、来訪者にも居住者にも魅力的な水辺の都市空間の実現を目指するという。同政策を裏付ける具体的事例として著名な天王洲WATER LINEを訪れてみた。運河の上に船のように浮かんだカフェラウンジ。潮の干満の差を考慮して、浮き基礎によって、実際に水面に浮いているそうだ。真夏の夕暮れ時、さわやかな風を楽しむことも出来、東京の水辺が捨てたものでないと実感できる。従来、船舶の係留に必要な「水面占用許可」は商業利用では交付されなかったが、東京都港湾局が打ち出した「運河ルネッサンス」構想により、許認可を得て水際空間を実現している。過去のノスタルジーに浸る気は毛頭ないが、現代のライフスタイルに合った、水際の過ごし方が、何らかの形で実現できていることに、勇気づけられた。

2008年8月10日日曜日

神宮前ギャラリーロケット


神宮前ギャラリーロケットの工事完成直前。高さ7mののっぽな扉がついた。オープンは9月17日。

2008年8月5日火曜日

農場の法則

あるディベロッパー社長との会合。異業者からみた建築設計者の興味深い話を頂けた。一昔前は一概にそうとも言い切れないだろうが、昨今建築家に、お金持ちがいない。そこそこ儲かっている人は聞くが、いわゆる富裕者層とよばれる所得に届く人は稀だと言う。確かにそうだ。何故か、ビジネスモデルが根源的に儲かる仕組みになっていないと氏は言う。建築家が建設まで請け負うことはまずない。設計施工のジャイアント業態はゼネコンが存在する。建設を請け負わないまでも、建設コスト管理上の責任を業務として担っていないケースが多くこれでは、ノーリスクであると。儲かる仕組みに、ハイリスク、ハイリターンはあっても、ノーリスク、ハイリターンは非常に成立し難いと言う。確かにそう思う。では、自分たちの様な、小さなアトリエ設計事務所は、どんな行動を取るべきか。
<農場の法則>春に種を蒔き、夏には、手入れをし、秋には刈り取る。。。。(スティーブン.R.コビィー著”7つの習慣”)建築家は種まきを積極的に行う人が少ないと。国家資格がそうさせるのか、アカデミックとビジネスを両天秤に掛けながら、一方で”先生”一方で”ビジネスマン”を装う分裂症に疲弊しているのだろうか。待っていれば仕事が来る時代でもない、であれば、種を撒けと。ただ、注意すべきは、どのような種を撒くのかと、手入れをし手間暇掛けて育てる=コストに跳ね返ってこないようにすることだと。うむ、勉強になった。

使い込まれた治具

2008年8月4日月曜日

開発

宅地分譲案件、購入の相談があり、現地に立ち会った。場所は千葉県東金市の東金レイクサイドヒル。総開発面積約167万平方メートル、計画戸数約2800戸。民間開発プロジェクトとしては首都圏屈指のスケールとのことだ。都心部から50km、車で1時間ちょいぐらい。ぎりぎり通勤圏といえるか。つい先頃まで、湾岸地区を含め、都心部のタワーマンション建設ラッシュがメディアを賑わし、都心回帰が謳われていたのが、記憶に新しい。昨今耳に入るのは、40km,50km圏内の開発。ここにきて、郊外化が進むのか?学生のころ、”建築と都市”、といったフレーズをよく耳にした。建築家は都市に向かうべきだと。。。。が、昨今、都市計画に一石を投じる建築家による意見は稀に感じる。一方で、ディベロッパーによる大規模開発はちゃくちゃくと進んでいる。なにか無力さを感じた瞬間であった。