2011年4月20日水曜日

日立市に、、、

東日本大震災の震源からそれほど遠く離れていない日立市のビルをリノベーションする相談を頂き、ミーティング兼、現地視察に。築30年を経過しているビルは、地震によって、各所にひび割れが確認出来ました。が、どれも、コンクリートの中性化などの深刻な状況は見られず、ひび割れ箇所も構造躯体ではなく、表面のモルタルに生じていました。ただ、クライアントのお話を聞いていて思うのは、震災の前後でひび割れが生じた事で、悪い方向に事を考えてしまいたくもなるという事。原因と理由がわかれば、さほど慌てる事も無く、じっくり対処する心構えは生まれますが、周囲の噂や、素人意見を毎日耳にしていると、どんなに前向きな人でも、徐々にそのダークサイドに引きずり込まれてしまうのだろうと。。。。未だ震災の傷跡が消えない今、根拠のある言説と、事実の公表が正確に行われれば、そうした自体は避けられるのだろうと、今回の視察と勝手に関連付けながら、茨城県東海村もんじゅを横に見ながら帰路についたのでした。


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