2008年6月4日水曜日

分譲マンション→賃貸オフィス


リノベーションプロジェクトの工事現場視察。解体工事が終了した時点で、入念な採寸。それによっては、設計計画を変更することもままある。
相場よりも少しでも高い賃料で、借り手が切れ目なく付くことを最終的なゴールとして明確に設定されている計画においては、デザインによる効果が期待できれば青天井でその分の投資額も増えるようなことは少なく、初期投資にあたる設計費+工事費用が収支バランスから算出されていることが多い。凝った作りは出来ない。では何をデザインするのか。。最近こんなことを思う。自分の周囲に起こる設計業務、対価として支払われる設計報酬は、建設すること、モノを作ることを前提にしか、話が進まない。作るべきなのか、壊すべきなのか、手を加えて残すべきなのか、の判断にも、社会は価値を認めてよいと思う。デザインすることとは、判断することでもあると思う。ある条件に対して、的確なタイミングで、最適な判断をすること、モノを作るという判断もあれば、モノを壊すべきだという判断も、デザインの範疇にあると思う。
さて、今回のリノベーション計画は、どのようになることやら。。。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿