2008年11月19日水曜日
2008年11月15日土曜日
2008年11月14日金曜日
人間力
新築戸建て住宅の相談があった。住宅に限った話ではなく、新しい仕事のオファーがある度にいつも思うことがある。クライアントの立場に立ったときに、設計を頼む建築家を決定することは、難しい選択だろうなと。仕事を依頼する時点では建物は出来ていない訳で、全体の設計が終了するには半年、大きなプロジェクトでは何年とかかることを、1度や2度の提案内容だけで、この人にお願いしようと、簡単に決断出来ないと思う。自分がもしクライアントの立場なら、要望に対する提案が的を外れているのは論外として、実績や体制がそこそこあれば、その人の考え方や姿勢に共感でき、任せても大丈夫そうだなと思える人にお願いすると思う。大丈夫そうだなと思える根拠は人間力にあると思う。この人の可能性に賭けてみたい!と思わせるようなパワー。
抽象的であるが、人間力とは個人の持つ人柄や、思想、バイタリティやコミュニケーション力だったり、人としての器とでも言えばよいのだろうか。。。。。センスや提案力、設計テクニックに磨きをかける一方で、人としての魅力を磨くことを忘れずに活動したい。
抽象的であるが、人間力とは個人の持つ人柄や、思想、バイタリティやコミュニケーション力だったり、人としての器とでも言えばよいのだろうか。。。。。センスや提案力、設計テクニックに磨きをかける一方で、人としての魅力を磨くことを忘れずに活動したい。

2008年11月11日火曜日
作品づくりに勤しむ?建築家
最近、耳を疑う話を聞いた。ある建築家が建主の許可なく、勝手に工事現場で仕様を変更したという。そのこと自体は珍しくもない。建物は何千、何万のパーツが集積されて出来あがる。設計図はそのパーツの組み合わせ方を記したものであるが、廃盤になったとか、組み合わせが合わないとか、細かな点では、工事が始まってからの変更もままある。
また、”工事現場は生き物”とはよく言われるが、大きな現場では何百人、何十人の職人が設計図面に沿って工事をしている。完璧だと思われる図面でも、いざ工事を始めてみると、こちらの職方からみれば、都合が良くても、別の職方から見ると、きれいに仕上がらないなど、細かな点は工事現場で軌道修正をせざるを得ない。
問題なのは、変更指示を出した後だ。施主に速やかに報告し、事態を説明し了承を得るか、または、事前に察知し、どのようにするのかを施主を交えて検討するべきである。今回聞いた話では、建物が完成する間際になって建主が、おかしいなと気付き、建築家に連絡をしたそうだ。建築家は変更指示を出したのは自分であるが、いまさら直せない、と言う。さらに何のために変更を出したかと言うと、、、施工できない、しにくいなどの施工側からの要望に対する変更ではなく、”作品として、筋を通すには、こうするべきだ”とのこと。。。。。。
当の発注者からすれば、なんて勝手な建築家だと。声が聞こえてきそうである。設計やデザインがサービス業だととらえれば、顧客満足を得られないサービスは、無効だと思う。
一方で、建築は否が応でも社会性を帯びるとも思うし、それらの意思決定の判断を発注者に代わって行う責任は重い。姉歯事件以降ただでさえ、建築家、設計士は肩身が狭い。今までと同じようなやり方、意識では、この先、建築家は社会から必要とされなくなってしまうとも思う。どこか、遠くを眺めるようなポートレートが定番となっている建築家業界(自分もその一人である)。斜に構えている場合ではなく、真正面を向いて、目の前にある状況に対し、新しい姿勢で、自らの社会的ポジションを勝ち取りたいと思う。
また、”工事現場は生き物”とはよく言われるが、大きな現場では何百人、何十人の職人が設計図面に沿って工事をしている。完璧だと思われる図面でも、いざ工事を始めてみると、こちらの職方からみれば、都合が良くても、別の職方から見ると、きれいに仕上がらないなど、細かな点は工事現場で軌道修正をせざるを得ない。
問題なのは、変更指示を出した後だ。施主に速やかに報告し、事態を説明し了承を得るか、または、事前に察知し、どのようにするのかを施主を交えて検討するべきである。今回聞いた話では、建物が完成する間際になって建主が、おかしいなと気付き、建築家に連絡をしたそうだ。建築家は変更指示を出したのは自分であるが、いまさら直せない、と言う。さらに何のために変更を出したかと言うと、、、施工できない、しにくいなどの施工側からの要望に対する変更ではなく、”作品として、筋を通すには、こうするべきだ”とのこと。。。。。。
当の発注者からすれば、なんて勝手な建築家だと。声が聞こえてきそうである。設計やデザインがサービス業だととらえれば、顧客満足を得られないサービスは、無効だと思う。
一方で、建築は否が応でも社会性を帯びるとも思うし、それらの意思決定の判断を発注者に代わって行う責任は重い。姉歯事件以降ただでさえ、建築家、設計士は肩身が狭い。今までと同じようなやり方、意識では、この先、建築家は社会から必要とされなくなってしまうとも思う。どこか、遠くを眺めるようなポートレートが定番となっている建築家業界(自分もその一人である)。斜に構えている場合ではなく、真正面を向いて、目の前にある状況に対し、新しい姿勢で、自らの社会的ポジションを勝ち取りたいと思う。
2008年11月9日日曜日
2008年11月8日土曜日
新規案件現地調査
オフレコにつきあまり多くはこの場で語れないが、りんかい線品川シーサイド駅付近で、複合商業施設の建築計画の相談があり、現地訪問。シーサイド駅が立地する街区は、品川シーサイドフォレストと呼ばれ、EAONはじめ、オフィスビルやホテル、ショッピングセンター、集合住宅などの複合施設街である。不動産不況が訪れるひと時前に、”都心回帰””都心一極集中”などのコピーで、新築分譲マンションの供給が増え、特に豊洲はじめ、湾岸エリアの大規模かつ超高層の新規分譲が先を争うように行われたことは、記憶に新しい。マスコミでもたびたび“湾岸戦争”などと当時の異常な供給状況を表現していたように思う。今回計画の立地は、その湾岸戦争が一区切りした周辺に立地する。

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