2009年2月13日金曜日

乗り合いバスの話

ジェームズ、C、コリンズ著”ビジョナリー・カンパニー 2” を読む。米国内の飛躍を遂げた企業と、競合関係にある飛躍に至っていない企業とを比較、分析し、共通して見られる飛躍の秘訣を解説する内容なのだが、その中で、気になる1文に出会う。飛躍を導いたリーダーは、明確なビジョンや理念、優れた戦略を初期に立ち上げ、目標にあわせて人材を選ぶのではないという。最も大切なことは適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろすのだという。適切な人がそれぞれにふさわしい席に座ってから、どこにそのバスが向かうのかを皆で決めているのだという。未曾有の不況に突入し、いつまで続くか分からない状況下で、自分は少し焦っていたなと思う。何か、戦略をひとりで考えなくてはいけないのでは?ビジョンを見出さなければ勝ち残れないのでは?この1文が教えてくれたのは、今いる気の合う仲間と、一緒に次の進路を見つけるということだ。うーむ、なるほど。

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