2009年4月2日木曜日

人と人

本日はgoomo株式会社の新オフィスの工事現場。4日間の短い工期で内装を仕上げてしまう工事の初日。訳あって、完全分離発注形式を採用しているので、工事の元請現場監督はおらず、自分がその役目。本日はOA床下の先行配線を行うわけですが、ビル側の電源供給技士、ビジネスフォン、LANやネットワーク、内装施工、TV配線専属技士、既存のオフィスパーティションを撤収する方、いろんなお立場の方がいて、ほとんど初対面の方。自分が現場に到着したときにはすでに、工事を始めている方もいて、”はじめまして”なんて名刺を交換している間もなく、”あっちの配線をやる業者はどこまでなにやるんだ、パーティションが残っていたらうちは工事できない”なんて現場サイドの声が聞こえてくる。全情報を握っているのは自分しかいないので、指示を出したり、情報整理したり、全体をコントロールするわけですが、工事現場はいろんな作業工具の音が出ているので大きな声を張り上げることになる。すると、始めてお付き合いする方は、”何を偉そうにこの若造は”なんて顔でお付き合い。ちょっとギクシャクした関係。まもなく、関係者が揃って、ふとしたことに気付く。皆さん、会社名と名前が書かれた名札プレートないしは、腕章をつけている。それらしきものをつけていないのは自分だけ。そこで、一人ひとりお名前で呼びかけることにした。するとたちまち、ギクシャクはスムースに替わる。そして、それぞれのお立場が自分の作業範囲だけを考えるのをやめ、協力し合うようになる。よい流れだ。工事は一人の力で出来るわけではなくて、お互いがフォローしながら同じ目標に向かって進めて行くべきなのだが、その環境と情報系統の構築が出来ないと、利害のぶつかり合いになってしまう。本日勉強になったのは、設計者も名札をつけるべきだなと。わかりやすく”見える化”

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