2010年4月14日水曜日

極太!吉田うどん

山中湖の別荘地の打ち合わせに来た際に、たまによらせてもらっている手打ちうどん屋がある。忍野にある創業28年の”渡辺うどん”。昼間は地元の人たちが並ぶほどの盛況ぶり。リーズナブルで、うまい!特徴は小指の太さほどある極太麺と、”すりだね”と呼ばれる、激辛の調味味噌でいただく。激辛調味料は、黒ゴマと、一味唐辛子、山椒の実の皮をゴマの油が出るまで良くすり合わせてつくるらしい。一般名称、吉田うどんという富士五湖近辺の伝統的な常用食らしい。とにかく、麺が太い。そして”強烈なこし”がある。なので、つるつるとは食べられない。ぐわしぐわしと噛み切っていく感じ。地元の方に教えてもらった”ツウ”の食べ方は、暖かいかけうどんを一杯いただいた後に、冷やしうどんを食す。うどんのダブル食い。標高1000mの寒い地方ゆえ、冷たいもので、体を冷やさぬよう、はじめに暖かいうどんを食し、胃が食に慣れてきたころに、パンチの効いた冷やしで締めくくるのか?いや違う、冷やしだけでも、良いくらい冷やし好きなのだが、いきなり冷たいもので体を冷やしては良くないので、しかたなく暖かいうどんでおなかを慣らすのか?というのも、かけうどんと、冷やしの麺の堅さは、同じ食べ物とは思えないくらい、”強烈なこし”を越して、面が棒状に立つ。冷やしのこの弾力感は、これはもう、自分の持っていた所謂”うどん”の概念を覆して、新ジャンルの感覚すらある。ぐわしぐわしではすまない。”ごしごし”と表現すべきか。山中湖近辺に足を運んだ際は、寄ってみてね。

かけうどん(中)揚げ玉と”すりだね”をたっぷりと。

ごしごしの冷やしうどん

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